起用中のインフルエンサーが不祥事を起こしたら契約はどうなるか
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起用中に不祥事が起きた場合、まず行うのは契約書のコンプライアンス条項に基づいて進行中の投稿を一時停止することです。そのうえで事実関係を確認し、契約を継続するかどうかを判断します。契約の可否は、事実確認が終わってから決めるべき事柄です。
なぜ最初に投稿を一時停止するのか
不祥事の内容が事実かどうか、ブランドにどの程度関係するのかがわからない段階で投稿を続けると、ブランド側も当事者として見られるおそれがあります。契約書のコンプライアンス条項に基づき、進行中の投稿をいったん止めることで、事実確認が終わるまでの間、ブランド側の立場を保留にできます。投稿を止めることは契約解除を意味するものではなく、状況を見極めるための一時的な措置です。
事実確認では何を確認すべきか
報じられている内容が事実かどうか、本人からの説明はどうか、契約書に定めたコンプライアンス条項に照らして契約継続に関わる事案かどうかを確認します。憶測や周辺の情報だけで判断せず、確認できた事実に基づいて次の判断に進みます。
契約継続の可否はどう判断すべきか
契約書に定めた基準に照らして判断します。基準が明確であれば、感情的な反応に流されず、あらかじめ合意していた条件に沿って結論を出せます。契約を継続する場合でも、投稿の再開時期や内容について改めてすり合わせる必要があります。契約書に該当する条項がない場合は、事案の内容とブランドへの影響を踏まえ、個別に判断することになります。
契約書にあらかじめ何を定めておくべきか
不祥事が起きた場合の一時停止の条件、契約解除の条件、解除時の報酬精算の方法を、契約締結の時点で定めておきます。事案が起きてから条件を決めようとすると、双方の認識にずれが生まれやすくなります。
この記事の範囲
本稿が扱うのは、起用中の不祥事が起きた際の契約面の初動です。インフルエンサーが炎上した際の投稿削除の判断については、インフルエンサーが炎上したとき、ブランドは投稿を削除すべきか をご覧ください。
おわりに
不祥事が起きたら、まず投稿を一時停止し、事実確認を経てから契約継続の可否を判断すること。契約書に基準をあらかじめ定めておくことが、落ち着いた対応につながります。