ビューティ ブランドの 発表会に インフルエンサーを 呼ぶとき、 施術・ 体験枠はどう 設計すべきか
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ビューティブランドの発表会で施術や体験の枠を設計するときは、一人あたりの体験時間を確保できる人数に絞り、体験のあとに感想を話せる時間までをスケジュールに入れます。体験を急ぐと、本人の感想が浅くなり、投稿にも表れにくくなります。次の表は、体験枠の設計で決める項目と考え方です。
| 決める項目 | 考え方 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 招く人数 | 体験時間を確保できる数に絞る | 人数を増やして一人あたりが短くなる |
| 一人あたりの時間 | 体験、休憩、感想を話す時間を含める | 体験だけで枠を埋める |
| 体験の順番 | 説明、体験、感想の流れ | 説明が長く体験が後ろに押される |
| 撮影の時間 | 体験中と体験後を分ける | 施術中の撮影で体験を妨げる |
| 解禁日 | 発表日に合わせて共有する | 投稿の時期がばらばらになる |
体験枠は、 何人まで 設計できるのか?
人数は、体験の担当者の数と、会場の広さから決まります。一人に十分な時間を取れる人数が上限で、それを超えると体験が短くなり、感想も浅くなります。
たとえば、施術を伴う体験で担当者が4名の場合、一度に体験できるのは4名までです。招く人数が12名なら、3回の入れ替えが必要になり、全体の時間を長めに見ておく必要があります。人数を先に決めてから担当者を探すのではなく、担当者の数から招く人数を逆算します。
一人あたりの 時間には、 何を 含めるのか?
含めるのは、説明、体験、休憩、感想を話す時間の4つです。体験の時間だけで枠を組むと、感想を整理する余白がなくなります。
たとえば、体験が20分なら、その前後に説明と感想の時間を加え、全体で余裕を持った枠にします。施術のあとに肌や髪の変化を鏡で確かめる時間があると、本人が自分の言葉で話しやすくなります。感想の言葉は指定せず、感じたことをそのまま話してもらえる環境を作ります。
撮影は、 体験のどこに 入れるのか?
撮影は、体験の最中と体験のあとに分けます。体験の最中に撮影を求めると、施術に集中できず、体験の質が下がります。
体験の最中は、本人の許可を得た範囲で記録にとどめ、投稿用の撮影は体験のあとに時間を取ります。光のよい場所や、背景を整えた撮影用の場所を用意しておくと、短い時間でも撮りやすくなります。撮影の時間も、人数の枠に含めて計算します。
表示と 表現で、 気をつけることは 何か?
ビューティ領域では、効果の言い方に注意が必要です。肌や髪の変化を、すべての人に当てはまるかのように断定する表現は避けてもらいます。感想は個人の体験として話してもらい、商品の効果として言い切る表現は、依頼の段階で範囲を共有します。
また、発表会への招待や商品の提供がある場合も、投稿にはPR表記が必要です。表記の考え方はPR表記とステマ規制の基本にまとめています。ビューティ全般の進め方はビューティ領域のインフルエンサーマーケティングとビューティのジャンルページで整理しています。
発表会の 前に、 最初に 決めておくこと
体験枠を決める前に、次の5つを揃えます。
- 体験の担当者の数
- 招く人数と、入れ替えの回数
- 一人あたりの時間の内訳
- 撮影の時間と場所
- 解禁日、PR表記、避けてもらう表現の範囲
体験のあとの 投稿は、 どう 扱うのか?
体験のあとの投稿は、本人の言葉と時期を尊重して扱います。感想の文面をこちらで用意して渡すと、本人の言葉でなくなり、見る人にも伝わりにくくなります。投稿の時期は、解禁日の範囲で本人が決められるようにしておきます。
たとえば、発表会の当日にストーリーズで体験の様子を出し、数日後にじっくり書いた投稿を出す、という流れもあります。当日の速報と、あとの振り返りで、役割が違うからです。依頼の段階では、投稿の本数や形式の希望を伝えたうえで、感想の内容は本人に任せると決めておくと、ブランド側と本人側の双方が進めやすくなります。
人数が 増えたときは、 どう 調整するのか?
招きたい人が増えたときは、一度に体験する人数を増やすのではなく、枠を複数の回に分けます。同じ内容の体験を2回、3回と繰り返すほうが、一人あたりの時間を保てるからです。
たとえば、午前と午後の2部制にすれば、担当者の数を変えずに招く人数を倍にできます。その場合は、各回の入れ替えの時間と、会場を整え直す時間も計算に入れます。回ごとに体験の質が変わらないよう、担当者への説明は事前に済ませておきます。
この 記事の 範囲
この記事は、発表会の体験枠の設計の考え方です。個別の商品の表示が法令に適合するかどうかの判断や、施術に関する安全面の基準は含みません。施術の安全面は、実施する事業者の基準に従ってください。
おわりに
体験枠は、人数を増やすより、一人に十分な時間を渡すほうが、本人の感想と投稿の質につながります。担当者の数から人数を逆算し、感想の時間までを枠に入れておきます。