大型ECセールに 合わせるなら、 インフルエンサー 施策はいつ 仕込むべきか
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大型ECのセールに合わせたインフルエンサー施策は、セール開始日から逆算して、商品の発送を数週間前、投稿の公開をセール直前から開始直後に置くのが基本です。セールの前に話題を作り、セール中は購入の入口を見つけやすくする、という順序で組みます。コスメのように使用感を見せる商材では、使い始めてから投稿までの日数が必要なので、仕込みはさらに前倒しになります。
| 時期 | やること | 決めておくこと |
|---|---|---|
| セール数週間前 | 候補の選定、依頼、商品の発送 | 投稿の公開日、PR表記の方法、確認の流れ |
| セール直前 | 予告・使用感の投稿を順に公開 | 商品名・購入先の案内の統一 |
| セール開始直後 | 購入の入口を示す投稿を公開 | 購入先のリンクの置き場所 |
| セール中盤〜終了前 | 追加の投稿、保存・比較に使える内容 | 在庫・価格表示との整合 |
セールに 合わせるとき、 なぜ 「前倒し」が 必要なのか?
投稿は、依頼して終わりではありません。候補の選定、依頼、承諾、商品の発送、使用、撮影、確認、修正、公開という工程を通ります。コスメの場合、肌に合うかを見るために使い始めの期間も要ります。この工程を数えると、セールの開始日から逆算して数週間前には動き出していないと、公開がセールに間に合いません。
間に合わなくなったときに起きやすいのは、確認や修正を飛ばしてしまうことです。表示や表現の確認を省くと、投稿後の修正が増えます。工程は削らず、開始を早める設計にしておくのが現実的です。
海外・ 韓国 ブランドの 場合は 何が 変わるのか?
韓国など海外のコスメブランドが日本のセールに合わせる場合、本国の担当者の確認が加わるため、日程はさらに余裕を持たせたほうが進めやすくなります。たとえば、日本語の投稿文を本国に共有して承認を受ける場合は、確認の往復に数日かかることを前提にします。
もう一つの違いは、表示と表現の確認の担当です。成分や効能の言い方は日本の法令に合わせて整える必要があり、本国の資料の言い回しをそのまま使えないことがあります。依頼の段階で、日本側で使ってよい表現のリストを作り、本国と共有しておくと、後工程が詰まりにくくなります。最初の3か月の進め方は、韓国コスメブランドが日本でインフルエンサー施策を始めるとき、最初の3か月で何をするかにまとめています。
どの 施策の 型が、 セールに 向くのか?
施策の型によって、向き不向きがあります。
| 施策の型 | セールとの相性 | 注意点 |
|---|---|---|
| 事前のギフティング | 使用感の投稿を前もって用意できる | 投稿の公開日を揃えにくい |
| タイアップ投稿 | 公開日と内容を指定しやすい | PR表記と表現の確認が必須 |
| 発表会・体験会への招待 | 話題を一度に作りやすい | 日程と会場の準備に時間がかかる |
セールの場合は、公開日を揃えやすいタイアップ投稿を軸にして、ギフティングを補助にする組み方が扱いやすくなります。
セール 時期に 気をつける 表示と 表現は 何か?
セールの投稿では、価格や期間の言い方が増えます。価格の表示は、ブランドや販売先の情報と食い違わないよう、ブランド側が確認した表現を依頼文で渡してください。インフルエンサーが自分の判断で割引の内容を言い換えると、事実と異なる表示になりえます。
PR表記も忘れずに置きます。依頼や対価のある投稿には、セールの内容にかかわらず表記が必要です。基本はタイアップ投稿のPR表記とは?ステマ規制の基本と実務の型を参照してください。
日程を 組むときの 実務の 順序は?
- セールの開始日と終了日を、販売先の案内で確認する
- 公開したい日から逆算して、発送日・撮影日・確認日を置く
- 本国の確認が要る場合は、その往復の日数を先に確保する
- 投稿の表現と価格の言い方を、依頼文にまとめて渡す
- セールの前後で、投稿の公開状況を確認し、必要なら追加で依頼する
ジャンルの考え方は、K-ビューティのジャンルページにもまとめています。美容領域全体の起用の進め方は、美容インフルエンサーマーケティングガイドも参照してください。
投稿の 公開日は、 どう 揃えるべきか?
セールの前後で公開日が散らばると、見る人に伝わる印象も散らばります。公開日の候補を2つか3つの期間に分け、各期間に何人の投稿を置くかを先に決めます。たとえば、20名に依頼する場合は、予告の期間に数名、開始直後に半数ほど、中盤に残りを置く、という配分にすると、話題が途切れにくくなります。
もう一つの場面として、人数が少ない場合を考えます。数名での施策なら、開始直後に絞って集中させたほうが、見つけてもらいやすくなります。人数に応じて配分を変えるのが基本です。いずれの場合も、公開日を指定するときは、変更が出た場合の連絡の流れも先に決めておきます。
この 記事の 範囲
この記事は、日程と施策の組み方の考え方を整理したものです。個別のセールの規約や、価格表示に関する法令の適否は判断していません。実際の運用は、販売先の規約とブランドの確認に従ってください。
おわりに
セールに合わせる施策は、早く動くほど選択肢が残ります。工程を数えて逆算し、確認の時間を削らない設計にしておくことが、投稿の質を守ります。