投稿必須のギフティングと投稿任意のギフティングは何が違うか
投稿必須のギフティングと投稿任意のギフティングは、投稿に対価が発生しているかどうかで区別されます。投稿必須は謝礼や契約が伴う実質的なタイアップに近く、投稿任意は商品を届けること自体を目的とした好意ベースの施策です。目的とコストの前提が違うため、依頼の文面や進行の設計もそれぞれに合わせて変える必要があります。
投稿必須と投稿任意は、何を基準に分けるのか
| 項目 | 投稿必須 | 投稿任意 |
|---|---|---|
| 対価の性質 | 投稿に対する報酬・契約 | 商品の提供のみ |
| 位置づけ | 実質的なタイアップ | 純粋なギフティング |
| 投稿の扱い | 契約上の義務 | 相手の裁量 |
| 依頼文面 | 条件を契約書水準で明記 | 投稿を前提にしない書き方 |
この境界は、投稿を条件に何かを約束しているかどうかで引かれます。ギフティングとは?タイアップとの違いと向き不向き でも触れた通り、ギフティングはもともと投稿を義務づけない前提の施策です。ここに投稿の義務や報酬を組み込んだ瞬間、実務上はタイアップと同じ管理が必要になります。逆に言えば、投稿必須かどうかを決める前に「何を対価として渡しているか」を先に整理しておくと、この二つを混同せずに進められます。
なぜ依頼文面を投稿必須と投稿任意で変えるべきなのか
投稿必須の依頼では、投稿本数・投稿時期・修正回数といった条件を、契約書と同じ水準で明記しておく必要があります。伝え忘れがあると、後になって「そんな条件は聞いていない」というすれ違いにつながりやすいためです。企画段階で決めた条件は、オファーの最初のメッセージにすべて反映しておくべきです。
一方、投稿任意の依頼では、条件を細かく明記すること自体が「投稿してほしい」という圧力に読み替えられてしまう可能性があります。投稿義務のないギフティングで投稿されなかったとき、催促してよいか でも触れた通り、投稿は義務ではないという前提を、依頼文面の段階から一貫して守る必要があります。投稿の有無を条件にしていないことが伝わる書き方を選ぶべきです。
どちらを選ぶかは、何から逆算して決めるべきか
選ぶ基準は、投稿の有無をどこまで施策の成果に組み込みたいかです。投稿されることを前提に企画や進行を組んでいるなら投稿必須(タイアップ)を選び、まず商品を知ってもらう・好きになってもらうことが目的なら投稿任意(ギフティング)を選びます。ギフティングか、タイアップか — 目的から逆算する使い分けの設計図 でも触れた通り、目的が先にあり、投稿必須か投稿任意かという形式は後から決まるものです。
途中で投稿必須に切り替えたくなった場合も、すでに投稿任意で依頼した相手に対して後から義務を課すことはできません。切り替えるなら、新しい施策として改めて依頼し直すのが基本です。
この記事の範囲
この記事では、投稿必須と投稿任意という区分そのものの違いと選び方を扱っています。個々の契約書の条項の書き方や、投稿必須の場合の報酬水準の設計については扱っていません。
おわりに
投稿必須か投稿任意かは、どちらが優れているかという話ではなく、施策の目的に合わせて選ぶ設計上の判断です。依頼の段階でどちらの前提かをはっきりさせておくことが、後のすれ違いを防ぐ一番の方法だと考えています。