Insight2026.09.22

Instagram・YouTube・TikTokで、タイアップ投稿のPR表記はどう変えるべきか

#Instagram#YouTube#TikTok

Instagram・YouTube・TikTokでタイアップ投稿を行う場合、最優先で行うべきは各媒体が用意しているタイアップ表示機能をオンにすることです。Instagramの「タイアップ投稿ラベル」、YouTubeの「有料プロモーションが含まれています」の設定、TikTokの「ブランドコンテンツ」トグルは、いずれもプラットフォーム側が広告であることを画面に自動表示する仕組みであり、キャプションへの文言追加はその次の工程です。景品表示法上のステルスマーケティング規制が求めるのは「広告であることが分かること」という一点であり、まず媒体標準の機能で満たしてから文言で補うのが実務の型です。

なぜキャプションの文言より先に、媒体の設定機能を優先すべきか

タイアップ投稿のPR表記とは?ステマ規制の基本と実務の型 で触れた通り、広告であることが一目で分かる状態を作るのが基本の考え方です。プラットフォームのタイアップ表示機能は、投稿の表示形式に応じて自動的に「タイアップ」「Sponsored」といった表示を追加する仕組みです。キャプションの文言は本人が書き忘れたり位置が目立たなかったりする人的なミスが起こりうる一方、機能をオンにしておけば媒体側の仕組みとして表示され続けます。だからこそ、文言での補足より先に、各媒体の設定機能をオンにすることを最優先にします。

Instagramでは、どの設定を最優先で使うべきか

Instagramでは、投稿作成画面の「タイアップ投稿ラベルを追加」をオンにし、パートナーであるブランドのアカウントをタグ付けすることを最優先で行います。この設定を使うと、投稿の上部にアカウント名と並んで「タイアップ投稿」という表示が自動で入ります。キャプションに「#PR」と書くのはこの設定を補う位置づけであり、設定を使わず文言だけで済ませる運用はお勧めしていません。

YouTubeでは、どの設定を最優先で使うべきか

YouTubeでは、動画のアップロード時に「詳細設定」内の「有料プロモーションが含まれています」のチェックボックスを最優先でオンにします。この設定をオンにすると、動画の再生開始直後に「プロモーションを含みます」という表示が画面上に自動で出ます。概要欄の先頭にタイアップである旨を明記するのはこの設定を補う位置づけであり、概要欄はクリックしないと展開されない人が多いため、設定の代わりにはできません。YouTubeタイアップの構成(台本)で外せない要素は何か でも触れた台本内での口頭言及は、この自動表示を補う二段構えの位置づけです。

TikTokでは、どの設定を最優先で使うべきか

TikTokでは、投稿時に「ブランドコンテンツ」のトグルをオンにし、パートナーであるブランドを設定することを最優先で行います。オンにすると投稿に「ブランドコンテンツによるタイアップ投稿」という表示が動画上に自動で入ります。視聴者が音声をオンのまま早いテンポで流し見る習慣の強い媒体だからこそ、キャプションの文言だけに頼らず、画面上に自動で表示されるこの設定が有効です。TikTokは尺の短さゆえに、ブランドメッセージをどう入れ込むべきか で扱った通り、短尺の中で伝える情報は厳選する必要がありますが、PR表記はその厳選対象からは除かれません。

媒体をまたいで投稿を使い回すとき、設定はどうすべきか

同一の動画素材を複数媒体に展開する際は、タイアップ表示機能も媒体ごとに改めてオンにする必要があります。Instagramでタイアップ投稿ラベルを付けた素材をそのままYouTubeにアップロードしても、YouTube側の「有料プロモーション」設定は自動では引き継がれません。動画素材の骨格を変えなくても、アップロード先の媒体で設定をオンにすることを必ず確認します。この一手間を省くことはできません。

PR表記の本質は「広告であることが伝わるか」の一点です。そのためにまず確認すべきのは、キャプションの文言ではなく、各媒体が用意するタイアップ表示機能がオンになっているかです。文言はあくまでその補完であり、順番を入れ替えないことを心がけています。