Insight2026.09.29

起用前にインフルエンサーの過去投稿はどこまで確認すべきか

#起用設計#選定プロセス

起用前に確認すべきは、直近半年分の投稿トーンと、炎上・炎上寸前の投稿の有無です。フォロワーとのコメントのやり取りも見ておくと、相性を判断する材料になります。

なぜ直近半年分を確認範囲とすべきなのか

投稿トーンは時間とともに変化します。半年より前の投稿を見て起用を決めても、現在の発信スタイルとずれている可能性があります。キャスティングの成否は、リストの段階でほぼ決まっている でも触れた通り、起用の成否は依頼を送る前の見極めの段階で大きく左右されるため、直近の実際の発信を確認範囲とすることが欠かせません。半年という期間は、投稿頻度が一定であれば傾向を掴むのに十分な量であり、かつ古すぎる情報に引きずられない範囲です。

炎上・炎上寸前の投稿は、何を基準に見るべきか

確認すべきは、実際に炎上した投稿だけでなく、コメント欄で強い反発が起きていたものの大きな話題にはならなかった投稿です。こうした炎上寸前の投稿は、本人の発信の癖や、特定のテーマへの反応の傾向を示しています。起用中のインフルエンサーが不祥事を起こしたら契約はどうなるか で扱った事後対応の手間を考えると、起用前の段階でこうした傾向を把握しておくことの重要性が分かります。

コメント欄からは何が分かるのか

コメント欄でのやり取りを見ると、フォロワーとの距離感や、本人がどのように反応しているかが分かります。丁寧に返信している人もいれば、ほとんど反応しない人もおり、これはブランドとの関わり方の想定にも関わってきます。また、コメント欄が荒れやすいアカウントかどうかも、起用後の運用を考えるうえで確認しておくべき点です。

この記事の範囲

この記事では、起用前に確認すべき過去投稿の範囲と観点を扱っています。確認した結果をどう起用判断に反映するかの具体的な基準については扱っていません。

おわりに

起用前の過去投稿確認は、直近半年分のトーンと炎上・炎上寸前の投稿、コメント欄でのやり取りを見ることで、実際の発信の傾向を把握する作業です。古い投稿だけを見て判断しないことが大切だと考えています。